台湾食文化

台湾食文化

Taiwan Food Culture

現在、台湾の人口の大半が漢民族によって成り立っています。

実際「台湾」という単語を耳にすると、中華系文化を最初に発想する方が多いのではないでしょうか。

しかし、実際のところ、漢民族の台湾への移住が活発になったのは、約400年前頃からの事です。

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それより前は、中国行政が台湾を管轄しており、「台湾原住民を主軸とする部族社会」から「オランダ植民地時代(1624年~1661年)」へ、という、台湾食文化歴史的変遷を果たしてきたと表現できるのです。

まとめると、「台湾料理」とは、最近の400年の間で、中国から移住者によって、各地方の食文化が輸入・合流する事で確立した、中華料理の種類の内の一つと言えます。

台湾食文化について詳しく読む

台湾文化について知っておきたい!

台湾食文化はもちろん世界的に有名ですが、台湾では様々なものに具体的な文化があります。それを少し紹介したいと思います。

 

 


麻雀・将棋について知っておきたい!

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台湾の人々の間でも、麻雀や将棋は大人気です。

台湾と日本の麻雀は、使用する雀牌は同一ですが、

ルールが異なります。台湾では手牌が16枚になっています。

日本は13枚ですよね。

イッツーやチンイツ、または役満に相当するものもなく、

字牌を集めて揃えればアガリ、というルールです。

台湾の地域ごとでも、ルールが少しずつ違うのですが、

ルールが全体的に日本よりも単純なので、

麻雀のビギナーでもすぐ覚えられるはずです。

捨て牌はどこでもアリ、ドラ無し、役無し、フリテンアリ、

と日本式の麻雀に親しんできた人ほど、

最初はあたふたするかも(;´∀)

ツモは、他家全員の支払いなので、

ロンの3倍の計算。役無しでもアガる事が可能なので、

鳴き続けて、速攻ツモアガりを目指すのが勝ちへの常套手段です。

ちなみに日本式の麻雀は「香港式」と台湾では、呼ばれています。

ルールを理解している人は少数派です。

そして将棋は台湾の人々には「象棋」と言われています。

結構奥深くてルールを理解していると、台湾人の知人と戦う事も可能です。

ちなみに「象棋」は、世界三大棋類の内の一つです。

あと二つは、チェスと囲碁)将棋よりも、広く知られているようですよ。

結婚式における台湾の面白い習慣

Taiwan Wedding Culture

個人的に非常に重要な催しだった、私自身の結婚式について紹介していきます。

私は、先頃台湾人の女性と結婚し、台湾にて式を挙げました。

台湾においては、婚約式、結婚式と二回に分かれているのが、一般的です。(近年では両方一度に行う方も増えているようです。)婚約式は新婦側の両親中心で行われ、結婚式については新郎側の両親によって行われます。

婚約式は、最初に新婦宅にて婚約の儀式を実行し、場を移動してから、披露宴を実行するものです。婚約の儀式や披露宴については、台湾特有の言い伝えや、伝統がありますので、その中の代表的なもの解説していきます。

台湾

指輪交換の際は、指輪をパートナーにはめてもらう際に、第二関節を折り曲げ、指の付け根までは、はめさせない。最後まではめるのは、自らの手で確実に行う。

披露宴の場に、新郎の家族がラストまで残るのはご法度。魚料理が一種の合図であり、運ばれてきたら食べずに席を外す必要がある。

新郎家族は、席を外すときに挨拶をしてはいけない。

そして新婦側も見送りのような事を行ってはならない。何も起きなかったかのように、食事を続行しなければならない。

台湾花嫁

指輪を付け根まではめさせない、という①の事についてですが、台湾において、指輪を指の付け根まではめさせるというのは、以降永久にその人の尻に敷かれる、というイメージを連想させます。お互いがお互いを尻に敷かないように、新郎新婦ともに、指を第二関節で曲げて、根元まではめさせないようにするようです。

②についてですが、「最後まで食す」の中国語訳である「吃到到」は台湾語においては「じゃがおがお」という音になり、これは「吃死死」という意味合いに繋がってしまいます。①と同様で、これも尻に敷かれるというニュアンスになります。新婦側の立場で考えると、嫁いでいく娘が、新郎の家族に虐げられる、という事になってしまいます。ですので、新郎側は最後まで食べるのを避け、席を外すのです。また魚料理を避ける事についてですが、魚と餘(余る、の意)の発音が同一であり、これは「最後まで食さずに残す」という意味合いとつなげて、ゲンを重んじているのです。新郎側のこういった所作により、新婦側は不安なく、娘を嫁がせる事が可能になるそうです。

taiwan couple

さよなら(再見)の挨拶を避けるという、③についてですが、「再見」が「もう一度婚約する」というニュアンスを含んでしまうから、との事です。ですので、再見などの挨拶は好ましくないとされ、新郎側はすっと退席し、新婦側も何も起きていないように振る舞います。

ちなみに私は②と③の事は予備知識として存じていましたが、①の事は初耳で、結婚指輪をはめてあげる際は、第二関節までしかはめさせてもらえず、指輪をはめてもらう際は、ちゃんと根元まではめられました。その時、妻の親族や両親が、とても嬉しがっていたような記憶があります。

ウェディングドレス

また、私は以前に新婦側の知人として、婚約式の披露宴に出席した経験がありますが、新郎側の家族がそっと退席したら、すぐにそれまでの厳格なムードが消え、飲んだり歌ったりの大賑わいになりました。婚約式の出席者の90%以上は、新婦の両親が呼んだ来客だったという事実もあり、新婦の父親が、「今だ!」とばかりにホスト役として、隅から隅まで練り歩いて乾杯を行いました。新婦の父親が一気に酔っていく様子を目撃して、とてもびっくりしましたが、愛娘を嫁がせる父親の気持ちを考慮すれば、当然の成り行きだったのかもしれません。むしろこれでようやく、気持ちがスッキリするのかもしれない、と考えたような記憶があります。

私たちの婚約式の披露宴には、言うまでもなく新郎側として参加しました。日本から訪れた両親には、魚料理が運ばれたら、退席する合図だと教えておきました。魚料理は、コース料理の半分過ぎ、デザートの前頃に運ばれてくると知らされていましたが、前菜の後の、小さな料理の盛り合わせの中に早速、魚の切り身揚げが含まれており、母がつい「え、もう魚が来たのね」と言って、慌て始めてしまいました。ギクシャクした動きで退席しようとする母を、とっさに抑制したものの、親戚の数人には気付かれてしまいました。

以上のように、挨拶も無しに席を外すというのは、日本の文化で考えるとかなりの違和感を覚えます。リラックス出来ないまま、両親とホテルに帰りました、このような異文化を目の当たりにするという事は、日本に居たままではなかなか出来ない事であり、刺激が非常に大きくて面白いものです。

そんな愉快な異文化交流の機会にもなった婚約式でしたが、出席者は200人を超え、その中のおよそ半数が新婦の親族関連の方達だったので、たった一日で100人にも及ぶ親族関係を築く事が叶いました。これは「これからの台湾中心の人生でも、滅多な振る舞いはできない」と、居住まいを正す良い契機になりました。これからも日本人として恥ずかしくない行動を心がけ、ここ台湾で職務に励まなければならないと、改めて強く心に刻んだ一日でした。