「日本」対「台湾」ラーメン比較論
今回は、日本と台湾のラーメンを比べ、管理人なりに解析して分かった事を紹介します。
まず、日本のラーメンについてですが、北海道の「味噌」、東京の「醤油」、九州の「豚骨」等のラーメンが地方のブランドとして、浸透しています。これらは「スープ」の種類によって、分類されます。
確かに、店舗によっては、熊本の角煮ラーメンや、東京のチャーシューメンのように、ユニークな具材で知られている地方ブランドも、少なからず存在します。しかし具は、やはり「トッピング」でしかありません。「豚骨ラーメン店」はたくさんあっても、「チャーシュー麺店」はほぼ見かけません。スープの種類によってラーメンを分類する、というのが日本人に馴染んだ文化なのです。
牛肉麺
確かに「牛肉麺」のように、出汁に大きな特徴があり、「牛肉湯麺(牛肉麺の肉抜き。出汁特化)」として出回るほど、スープに魅力があるラーメンも存在します。しかし「牛肉麺」の中心は「牛肉」であって、「牛肉スープ」であるとは言えません。「牛肉麺専門店」は多いですが「牛肉湯麺専門店」は少ないです。具の違いによってラーメンを分類するのが、台湾人の文化なのです。
また、それぞれのラーメン店では、「牛肉麺」(これは例外で、スープが特殊なため、専門店もたくさん存在します)以外では、複数のスープから選べることが一般的です。台湾のラーメン店においては、お客さんの選ぶ余地を増やすために、ラーメンは当然として、スープ単体でも販売して、スープにバリエーションを持たせる事がよくあるそうです